【書評】『僕が旅出る理由』を読んだ感想/今読んで良かった【本】
『僕が旅に出る理由』という本を読んだので感想を書き記します
「退屈なのは、世界か、自分。」という帯の売り文句に惹かれました
世界を旅した100人のが学生が作った本です。学生という立場で出版された本。読まずにはいられませんでした
- 作者: 日本ドリームプロジェクト
- 出版社/メーカー: いろは出版
- 発売日: 2012/02/01
- メディア: 単行本
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『僕が旅に出る理由』の概要
書いた人
「僕が旅に出る理由」は大学生100人によって作られた本です。
いろは出版の中に日本ドリームプロジェクトというものがあり、大学生2人が「世界を旅に出た100人の大学生を集めました!本にしたいんです!大学生にもっと世界に出てほしいんです」と声をかけました
この言葉がきっかけになり本が出来たそう。
感想
僕も近いうちに旅に出ようと思っています。そこで旅のハウツーやら体験記やらをamazonnで漁っていたことろにこの本をみつけました。
「退屈なのは、世界か、自分か」
「満足しないままの自分でいるより、いい方向か悪い方向になのか分からなくても、変われたほうがきっと、マシだ」
このキャッチコピーを見て惹かれました。
この本には、バックパッカーからピースボード、女三人旅までいろんな方法で海外へ旅立った人のエッセイがのっています。
それぞれ旅に出る理由が明確なことに驚きました。僕なんてなんの理由もなく、なんとなく旅にでます。彼らは旅を通して何かしらの気づきを得ますが理由がはっきりしているからこそ、得るものがあったのでしょう
ひれくれた人は、彼らの気づきなど鼻で笑うかもしれません。「貧しいのに優しかった」「日本での当たり前は当たり前じゃなかった」などどこかで聞いたことのあるベタな気づき。
さらに自分を棚に上げて言えば、プロが書くエッセイより文章の臭さや素人感がにじみ出ています。
が、だからこそ、その分リアルでした。
読み終わって、大したことない本だったなと思ったのも事実です。でも、それ以上にこの本を書いた僕と同じ年ぐらいのリアルがぎっしり詰まっていて、本の背表紙を眺めながら不思議な感情が湧いてきました
エッセイを書いた15人それぞれの人生があって何かを変えようとして足掻いた証拠が、確かに残っています
もし僕が旅に出たら、こんな風にエッセイをかけるんだろうか。そんなことを思うようになりました。
今このタイミングで読めてよかった
僕は9月に東南アジアに行ってきます
それでは!