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【新書 おすすめ】本好き大学生による読みやすくて面白い珠玉の5冊


僕は本が大好きで、中でも新書を好んで読みます、新書だけでも数十冊はよんできました

その中から極めて面白かった5冊をピックアップして紹介します。

新書は小説のように非現実のお話ではありませんし、ビジネス書のように説教臭くありません。読みやすく取っ掛かり安いのが特徴です。早く読めますしね。

値段もお手ごろなので金欠な大学生にもおすすめです。また、新書は学問系の内容が多いので大学の図書館に行けば、たくさん並んでいますので読み切れないほど並んでいます。興味のあるタイトルをたくさん借りて、つまらなかったらすぐ止めるというぜいたくな読み方もできるでしょう


たくさん読んできたなかから、人生に活かせる考え方や知識が書かれている本を選んだので自信を持って紹介させていただきます!

どんな人にもお勧めできるよう、万人に役立つような考え方や知識を与えてくれる本を選びました。学術系の本は人を選ぶと判断したため抜きました。ご注意ください

そのまえに、、新書とは何か?

良く勘違いしがちですが、新書とは新刊書、新しい本ではありません。

新書は学問的な内容のものが大半で、哲学から数学、エッセイ、経済、法など多種多様のテーマの入門書としての役割があります。ゆえにノンフィクションが中心ですね

学術書から読むと難解で分かりづらいですが、新書から読めばかなりスムーズに理解できるはずです。

サイズに特徴があります。文庫本と比べました

よこ幅は文庫本と一緒ですが、たて幅はわずかに新書のほうが長いですね



幸せのメカニズム


幸せについて科学的にアプローチし、幸福を学問として体系的に学べる本です

幸せについて書かれた本は腐るほどありふれていますが、科学的な根拠、アプローチで書かれたものは貴重です。

科学的ですからそこら辺の本みたく、あいまいな表現ではなくキッパリと幸せになる方法が書かれています。「幸せになる方法」と聞くとどうしても胡散臭く聞こえてしまうものです。

ですが、この本は脳・ロボット学者がした研究の結晶が書かれています。幸せの意味から幸せのはかり方まで徹底的に記されており、一つ一つが適切です。またわかりやすいです

本に書かれている内容をざっくり要約すると、、

幸せを分解すると4つの因子に分けられる

  • 「やってみよう!」因子 (自己実現と成長の因子)
  • 「ありがとう!」因子 (つながりと感謝の因子)
  • 「なんとかなる!」因子 (前向きと楽観の因子)
  • 「あなたらしく!」因子 (独立とマイペースの因子)


これに尽きます。

誰しも人は幸福を求めますが、幸福の掴み方を知りません。

テストでいい点を取るためには勉強が必要ですよね。決断をするときには情報を集めますよね。幸福を目指す時も一緒で。幸福とはどのような情報なのか?幸福になるためにはどうすればよいのか?それを知る必要があるはずです

人生の目的地とは幸福です。目的地の生き方、知りたくないですか?


私とは何か

私とは何か――「個人」から「分人」へ (講談社現代新書)

私とは何か――「個人」から「分人」へ (講談社現代新書)


芥川作家である平野啓一郎さんが提唱する分人主義について書かれた本。「個人」から「分人」へ、人間の基本単位を新たに考え直すことを目的としています

分人とは、対人関係ごとの様々な自分のことです。人を認識するときの最小単位は従来、個人でしたが対して、さらに分けた1つ1つの人格が分人です。

分人主義の特徴は

  • 1つ1つの分人を「本当の自分」と捉える
  • 自分の分人を整理し、人間関係について深く考えられる

という点にあります

人間の中に複数の人格があるという考え方は決して目新しいものではありませんが、言葉にし整理することで思考を深めることができるのです

読めば生きやすくなること間違いなしです



一億総ツッコミ時代

一億総ツッコミ時代 (星海社新書)

一億総ツッコミ時代 (星海社新書)


文筆家のみならず、ミュージシャン、俳優、芸人としても活躍するマキタスポーツさんの本。オードリーの若林さんもおすすめの本として紹介していました。

ツイッターで気に入らない発言を罵倒し、ニコ生でつまんないネタにコメント、嫌いな芸能人のブログを炎上させる。ネットで会話で、飲み会で、目立つ言動にはツッコミの総攻撃。自分では何もしないけど、他人や世の中の出来事には上から目線で批評、批難--。一般人がプチ評論家、プチマスコミと化した現代。それが「一億総ツッコミ時代」だ。

自分では何もしないのに他人がすることについては批評、ときに非難することを「ツッコミ志向」。主体的に、主観的に行動し、自分が自分の人生の主人公だということを体現している人の考え方を「ボケ志向」と定義しています。

客観的にものごとを引いてみることを「メタ」、行動に移して人生を楽しむことを「ベタ」としています

そのうえで、著者がこの本で提言していることは2点です

  • 「ツッコミ志向」から「ボケ志向」になること
  • 「メタ」から「ベタ」への転向

ものごとを客観的に見て批判するだけじゃなくて、自分で行動することの大切さを、独特の視点から教えてくれる本です。



言ってはいけない

言ってはいけない 残酷すぎる真実 (新潮新書)

言ってはいけない 残酷すぎる真実 (新潮新書)


遺伝、見た目、教育に関する残酷な現実が書かれています。

犯罪率、知能、見た目などは後天的な努力よりも、遺伝による影響が大きい。容姿で決まってしまう人生の格差。子育てや教育は子供の成長にさほど関係ない。等々、残酷でやるせないことが列挙されています

ひとは幸福になるために生きているけれど、幸福になるようにデザインされているわけでない

きれいごとではなく、不愉快だからこそそこに語る価値があるのではないでしょうか

読み物として最高に面白いです



野心のすすめ

直木賞作家で女性小説家の重鎮、直木の選考委員も務める林真理子さんによるエッセイ

タイトルのとおり野心の重要性、野心の保ち方、野心の幸せのついてなどについて書かれています

いま、「低め安定」の人々がいくらなんでも多すぎるのではないでしょうか


著者は野心によって、「有名になりたい」「作家になりたい」「結婚したい」「直木賞の選考をやりたい」など周りから無理だと言われた願望をかなえてきました。

決して林真理子さんは裕福な生まれではありませんし、ひいき目にも綺麗ではありません。ハンデを背負った人がどうやって夢をかなえ続けてきたのか。それらが赤裸々に書いてあります

努力しろ、真剣に生きろみたいな言葉は自己啓発本などありふれていますが、この本ではもっと根源的なことを教えてくれることでしょう。

「三流代の自分は、三流の会社に入って、まあそこそこの人生を送るんだろう」と諦観したままの人と、「このままじゃ就職できないから何か資格を取ろう」「コネのない自分は何をすればよいか」と具体的に考えることができる人では、大きい道が分かれてくると思います

それでは!




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