臆病者が無計画に旅した結果、途中で帰って来ちゃった話
9月の中旬から下旬まで東南アジアを旅をする予定でしたが、1週間で帰国してきちゃいました、、、。
完全に準備不足が原因です、、、。
19歳にして日本を出るのが初めてだったので、もっと慎重になればよかったと後悔しています。とはいえその分、ためになったし「良い経験だった」、そう胸を張って言うことができます
バックパッカーの情報集めはネットでしましたが、バックパッカーを失敗してる奴なんて1人も見当たりませんでした。病気とかは除いてね。
行けば何とかなる、みんな出来てるのに俺にできないわけない、金と電波とパスポートあれば楽勝だろ、とおもっていました。その金と電波がなかったわけですが。
完全に旅を軽視し、下準備を怠ってしまいました。結果、途中帰国。なかなかハードな一週間となりました。
みなさんにはこんな低レベルなことで旅を中断してほしくはありません、、、。ぜひ参考にしてください
旅のスケジュール
旅の予定
9/8から9/22日までの14日間を東南アジアで過ごす予定でした。行く場所はバックパッカーの聖地とも呼ばれるタイを拠点に、どうしても行きたかったカンボジア、時間があれば行きたかったラオスです。
良く順番や具体的な日程などは全く決めずに、旅先で情報を集めながら気ままに旅しようという計画です。
初日の宿も現地で調達、観光地も食べ物を地球の歩き方を流し読み程度でほとんどよく知りません。
タイではカオサン通りやスクンビットで情報収集をしながら観光、ラオスではたらたら過ごしながらゾウに乗れたら万々歳、カンボジアではアンコールワットを見るんだろうな~という想定でした
チケットは8月の中旬にあらかじめskytiketというアプリでとっておきました。
東京-香港-バンコクの往復便で32400円です(手数料等込み)。航空会社は香港航空でした。
実際のスケジュール
9/8から9/13までタイで過ごし帰国してきました。当初、2週間を予定していた僕の東南アジアの旅は6日間のタイ旅行となってしまいました。情けない限りです、、、
【1日目】
夕方にバンコクに到着し、スクンビットに移動し宿を確保。宿を決めていなかったため無駄に高い1000バーツ(1バーツ=3,3円なので約3300円)の宿に宿泊しました。
Wi-Fiが使えない中、maps.meを頼りに宿を探した上に夜になってしまったため妥協した結果、高額な宿にお金を払ってしまいました
【2日目】
クレジットカードからお金が引き出せない&旅の情報収集のためにスクンビット内の日本人宿に行きました。日本人宿に行ったことは失敗ばかりの今回の旅で唯一の成功です。
親と連絡を取りながら、どうやらクレジットカードにキャッシング機能がついていないことが判明。
さらに、学生は後からキャッシング機能をつけられないことが判明。所持していた現金3万円ですごす羽目に、、、。ここで猛烈に焦ります
宿で出会った方と一緒に昼ご飯、夜ご飯を食べ、初めてのタイ料理。安さとおいしさに感動しました。またホテル内のジムでムエタイを体験します。猛烈につらかったけど楽しかった
【3日目】
宿の方にバンコク内の有名な寺院へ連れて行ってもらいました。Wi-Fiがないため調べ物も出来ないし金もないので完全にお荷物でしたがやさしく受け入れてくださりました。本当に感謝しかありません
あとeメールが全く来ないことに気付きます
またこの日に帰国を決意します。数少ない現金をふんだんに使いきることに決め、散財を始めました
【4日目】
これまた日本人宿の方へ連れて行ってもらいアユタヤへ観光しました。電車で一時間半ほど揺られましたが、交通費たったの15バーツです。景色も日本と全く違うので飽きません。
アユタヤ内は意外に広いので自転車をかりて回りました。最高に気持ちよかった!!遺跡もたっぷり見れたのでカンボジアのアンコールワットにもあきらめがつきました(笑)
【5日目】
ひたすらに情報収集しまくりました。あとは親への連絡です
なぜEメールが使えないのか、家族からの送金の方法、大使館の場所、往復便の復路を放棄しても請求は来ないのか。フライトの変更はどうすればよいのか。電話はどうやってかければいいのか。
下調べをまったくしてこなかったぶん、把握しなくてはいけないことが山積みでした。電話のかけ方がよくわからなかったため、ライン通話を通して家族へ連絡し、日本でも情報収集をしてもらいました。本当に迷惑をかけてしまった、、、。
この日はほとんど情報収取に捧げたので、ほとんど移動してません。軽くご飯を食べにいったのと宿近くでマッサージを受けていました。280バーツのちゃんとした気持ちの良いマッサージでした
【6日目】
情報収集をもとにフライトの変更をしにいきました。とはいえ、電話の仕方もよくわかりませんし、もう投げやりで日本大使館にいくことにしました。運よく宿から数キロの距離にあったので歩いていきました
大使館では個室に入れてもらい、航空会社への電話番号と場所を調べてもらいました。しょうもないことで仕事が増えたのにも関わらず、丁寧に対応してくださった担当の方には頭が上がりません。
航空会社へ連絡入れなきゃいけないわけですが、これまた運よく歩ける距離に香港航空があったので直接いきました。バンコク最高です。不幸中の幸いというやつですね。
とはいえ、歩ける距離になくても必死こいて直接行くつもりだったんです。英語で電話してフライトを変更するなんてできる気がしませんからね
香港航空では筆談を交えながらもなんとか便の変更を取り付けることに成功。でもどっか話がこじれたのか、日をまたいでAM3:30のフライトに、、。僕自身もういいやと思い、その地獄みたいな便で日本へ帰ることにしました
chageを「チェンチー」を発音するみたいで気づくまで結構苦労しました。
変更の手続きがあるからAM0:30には空港に居てくれといわれたものの、それまでの間圧倒的に暇でした。
のでプラプラとバンコク内を歩いてお土産を買うことに。スーパーやらナイトマーケットをめぐりつつ、歓楽街で有名なソウカウボーイ周辺を散策し空港へ。
そして日本時刻15:00ごろ、ようやく帰国しました
というわけで今回の旅の流れでした。
旅を断念した理由
旅中、バンコクの王宮からつまみ出されたり、明らかに偽物のロレックスを売りつけてきたり、一緒に行動していたが船から下りそびれて別れてしまったり、タクシーで軽くぼったくられたり、レディボーイ?にすれ違い様に股間を揉まれるなどの軽いハプニングはありました。
これらは楽しい出来事で、これきっかけで旅を辞めようとは微塵にも思いません。
僕が旅を中断して帰国を決めたのは他に理由があります
キャッシング機能がない
旅をする数か月前にクレジットカードを作ったのですが、そのクレジットカードにキャッシング機能がついてなかったのです。
キャッシングとは、クレジットカードやキャッシングカードをご利用して、消費者金融の窓口やATM、キャッシュディスペンサー(CD)などからお金を借りることができるサービスです
キャッシングができれば、高額な現金を持ち歩かないで済みますし、日本円を現地でエクスチェンジするより高レートの場合が多いため利用している人は多いです
しかし、僕の場合はクレジットカードを作る際に紛失した時のリスクを考えてキャッシング機能をつけていませんでした。確かに日本にいる場合はキャッシング機能は必要ありませんが海外では大いに活躍します。
キャッシング機能が搭載されてないとも知らず、少ない現金で海外へ旅立ってしまったのです、、、。
現金を少ししか持って行かなかった
キャッシング機能に頼り、現金をあまり持って行きませんでした。
クレジットカードは問題なく使えますが、屋台などでは使えませんしコンビニもタイでは300バーツ以上の買い物でしか使えません。
なにより、観光のチケットや交通費はほぼ現金払いです。これは日本でもそうですよね。
アンコールワットともなると1日券で37ドルもします。食費や宿代なども考えると、とても国境を越えられたものではありませんでした。
Wi-Fiがない
現金がなくとも旅を続ける手立てはいくつかあります
海外に送金してもらう。旅先で出会った日本人にお金を借りる(実際に貸すよと言ってくれる人がいた)。クレジットカードをうまく使う。
厳しいですがなんとかならないこともありません。
ですが金銭面のほかに辛かったのが、Wi-Fiを用意していかなかったことです。
空港や宿にWi-Fiはありますが、出先で電波がつながらないと移動や観光が難しいです。移動もmap.meがあれば現在地が把握できるし、宿でじっくり調べてメモしておけばなんとかなります。
ですが旅に慣れていない人にはかなりの負担になることは間違いありません。面倒だし時間がかかります。旅に不慣れな人はあらかじめWi-Fi環境を整えておくことを強くお勧めします
宿で必死に調べても、Wi-FiがあればSIRIに「ここから○○まで」と言えばグーグルマップが丁寧にバスの番号まで丁寧に教えてくれます。
僕はわざわざ宿で時間をかけて調べてはスクショしたりメモ帳に書き写したりしていたわけですが、実際に共にした日本人が隣でGoogle検索をし、一瞬で経路を弾き出しているのを目の当たりにして「俺はなんてて無駄なことをやっていたんだ」と虚無感におそわれました
e-mailが使えない
Wi-Fiやお金のように決定的な理由とはなりませんでしたが、Eメールが使えなかったのもしんどかったです
日本を離れて以降、それまで毎日のように押し寄せていた迷惑メールが一切来なくなりました。
その時は特に何も問題視していませんでしたが、バスチケットのサイトに登録する時に困りました。WEB上の登録ってだいたいEメールを1枚噛ませますものね。
ラインがある以上、不要だと軽視されがちですが意外と用途があるので気を付けましょう
まあ、なくてもなんとかなりますが出来れば日本語が対応しているオンラインで手続きを済ませたいところですよね
Wi-Fiや現金ほど大きな問題ではありませんが地味に効いて来ました、、。
ちなみに機内モードを解除すれば解決したみたいです。
まとめ
というわけでバックパッカーに失敗した話でした
Wi-Fiとお金がなかったせいで旅を断念することになりました。初めての方はくれぐれもこのような低レベルなミスはしないようにしましょう、、。逆にWi-Fi、お金、パスポートがあればなんとかなりそうです
とはいえ、Wi-Fiやお金がなくてもおそらくなんとでもなったはずです、手立てはいくらでもありますから。
ガッツやバイタリティのある人だったら旅を維持でも継続するんだろうな~と思い、自分の弱さを実感しました。ですが気づけば帰りの飛行機の中。
外から見れば失敗ですが、普段家でぬくぬくと過ごす僕にとっては非常に大きな経験です。
親や旅先で出会った日本の方に迷惑をかけてしまいましたが、優しさに触れ、周りの人へ深く感謝するようになりました
人との出会いを大切にしようと思いました。次は助ける側に回ろうと思いました。
短い旅ですが一生忘れられない思い出です
自分の弱さと向き合い、人のやさしさに触れた1週間となりました
また旅は行こうと思います
それでは!