あみだくじ

大学1年生 読書、お笑い、ラジオ、音楽、考えたこと

なぜオードリー若林はルンバを手に入れても喜べなかったのか



オードリーのオールナイトニッポンのリスナー、リトルトゥースの僕にはオードリーにはまったキッカケが明確にあります。

それは2014年11月8日放送の中の若林さんのトークです


このトークを聞いて、完全に若林さんのとりこになりました。本で得た知識を巧みにトークに反映しているのが素晴らしかったし、本一冊読んだだけでそこまで日常を考察するかと驚きました。また、心理学の話から一転、相方の春日さんに話が飛んでオチに向かうという予想外の構成に魅了されました


youtubeに「オードリー仲良すぎ?若林『春日中毒』を告白」というタイトルで残っていますので是非聞いてほしいです

トーク切り抜きの音源です
オードリー仲良すぎ?若林「春日中毒」を告白 - YouTube

↓一部の書き起こし
オードリー若林、辛くても仕事を続けることができる理由「成功体験をもう一度経験したいという心理」 | 世界は数字で出... | 楽天Social News


今回は、その大好きなトークの中の「ハロゲンヒーターとルンバ」について考察します

トークの流れ

若林:脳の本ばっかり好きで読んでて。行き着いたんだけど、風呂なしで住んでた頃…まだテレビの仕事ないからお金ない。
だからバイト代を貯めて、寒いからハロゲンヒーターをリサイクルショップでなんとか買って、家に持ち帰ってハロゲンヒーターをつけたら、めっちゃ暖かくなったんですよ。

春日:うん。

若林:その時に、「よっしゃぁ!」って思ったんですよ。

春日:うん。

若林:ていうのと、今、正直、お金貰ってます(笑)その状況でルンバもあるんだったらハロゲンヒーターの方が嬉しかったのは、なんなんだろうなって、ずっと気になってたのよ。


物質的にも精神的にも貧しい下積みを経験した若林さん。そのころに買ったハロゲンヒーターと売れて買ったルンバではもたらしてくれた喜びが違って不思議に思ったそうです

その答えを求めて調べると、脳の本に行き着きついたそうな

若林:ルンバ、別にあったら良いんだけど、凄く。いろいろ調べてたら、脳の本に行き着いて。すぐ手に入ってもだめだし、脳の快楽物質、ドーパミンドーパミンとかβエンドルフィンとかあるんだけれど。
それが出るのって、すぐに手に入っても出ないし、全く手に入らなくてももちろん出ない。いい感じに負荷が掛かる、いい感じのクリアするのが難しいところでドンって出るんだって。


このことを証明する実験があります

若林:ネズミにAのボタンをずっと押してたら必ず餌が出る、でもBのボタンを押して出るときと出ないときがある、これを覚えさすの。覚えた段階でAの箱とBの箱、両方入ってる檻にネズミを入れてどっちもまったく出ない設定にするの。
Aはいっつも出てたやつを押したら、すぐやめるんだって「あ、出ねえ」って。でも、Bでたま出てたやつはずーっとB押すんだって。

これは「スキナー箱」と呼ばれる心理学では有名な実験です。

スキナー箱


ボタンを押せば必ずエサが出てくると学習したネズミは、エサが出なくなるとすぐにボタンを押さなくなります

何回かに1回エサが出てくると学習したネズミはエサが出なくなってもずっーとボタンを押し続けるそうです


ある行為によって100%報酬を得られる場合よりもたまにしか報酬を得られない場合のほうが行為への執着が強まるということになります

たまに成功するほうが、失敗しても負けても「次こそは!もしかしたら………」という気持ちになるわけです。過去の成功体験をもう一度再現しようと思うようになるのです。

人間でいうと、パチンコやゲームなどが当てはまるでしょう。


フェヒナーの法則


若林さんハロゲンヒーターとルンバの違いをスキナーの箱実験を用いて説明していましたが、別の心理の法則「フェヒナーの法則」で端的に説明することができます

フェヒナーの法則:感覚の量は刺激の量の対数に比例する

感覚の量と比例するのは刺激の量ではなく、「刺激の量の対数」というところが肝になります。



文字を見るととても難しいように感じますが、つまりは
「100gに10gを足した時に増えたと感じる量は、200gに20gを足した時に感じる量は等しい」ということです。

刺激が大きくなるにつれて鈍感になっていくのです

具体的に言うと、普通のラーメンにスパイスを入れるとすぐにわかるが蒙古タンメンにスパイス入れても気づかない、みたいなことです。



考察


さて、話を若林さんのハロゲンヒーターとルンバに戻します

若林:脳の本ばっかり好きで読んでて。行き着いたんだけど、風呂なしで住んでた頃…まだテレビの仕事ないからお金ない。
だからバイト代を貯めて、寒いからハロゲンヒーターをリサイクルショップでなんとか買って、家に持ち帰ってハロゲンヒーターをつけたら、めっちゃ暖かくなったんですよ 

ー-省略ーー

若林:ていうのと、今、正直、お金貰ってます(笑)その状況でルンバもあるんだったらハロゲンヒーターの方が嬉しかったのは、なんなんだろうなって、ずっと気になってたのよ


若林さんは貧しさの中に現れたハロゲンヒーターという豊かさは、まだ豊かという刺激に慣れておらず敏感に感じたということになります。


対して、ルンバを購入したのは売れてテレビ出演も安定し精神的にも物質的にも満ち満ちた生活を送っていた頃。もうその頃には豊かさという刺激に慣れて鈍感になっておりルンバが家に来ることくらい若林さんにとっては当たり前ことになっていた、ということがフェヒナーの定理を用いて言うことができます


言い換えれば、ルンバで大きな喜びを感じなかったことは厳しい世界の中で豊かさを勝ち取った印と言えるでしょう


それでは!



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