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大学1年生 読書、お笑い、ラジオ、音楽、考えたこと

【感想】恋妻家宮本を観てきました。泣きました。【評価】

先日、上映中の映画「恋妻家宮本」を観てきました。

すっごい面白くて感動したんで紹介してみます。

恋妻家宮本について

基本情報

恋愛家【こいさいか】
妻への思いに改めて気が付いた夫のこと。
言葉にすると新しいけれど、世界中の夫のなかに必ず眠っている気持ち

2017年1月28日に公開されました。監督・脚本は遊川和彦が務め、本作は映画初監督作品となっています。

監督の遊川さんは「家政婦のミタ」をはじめ、「女王の教室」、「○○妻」、「偽装の夫婦」、「はじめまして、愛しています。」等々数々の話題作を世に放った人です。


劇中歌として吉田拓郎さんの「今日までそして明日からが使われており、心温まるエンディングにも流れています。


映画「恋妻家宮本」主演は阿部寛さんと天海祐希さんとなっています。他にも早見あかりさんや菅野美穂さん、相武紗季さん、佐藤二郎さんなどが出演しています。

原作

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原作は重松清の『ファミレス』です。2013年に日本経済新聞出版社から連載されていました。


愛妻家宮本を鑑賞した重松清「原作者というより、いまを生きる迷えるオヤジの一人として、本作を観て、たくさん笑って、最後にじんわりと泣きました」と絶賛のコメントを寄せているそうです

あらすじ

宮本陽平と美代子は学生時代に合コンで知り合った。
卒業と同時にできちゃった婚をし、その後は平穏な25年の結婚生活を過ごした。
陽平は教師としてマジメに働き浮気もせずに家庭を守ってきた。
息子夫婦が福島に転勤で旅立ち、25年ぶりの二人きりの生活がはじまり、美代子はつい飲み過ぎてつぶれてしまう。
そんな夜、陽平は妻の記入欄が書き込まれた離婚届を発見する。
穏やかだった結婚生活のどこに問題があったのか。
動揺する陽平は妻に問いただすこともできない。
教え子や趣味の料理教室の仲間たちに相談すると妻の浮気を示唆されてさらに混乱する。
そんな時、美代子は家を飛び出してしまう・・・。


「恋妻家宮本」特報

感想(ネタバレ注意)

とても面白くて、所々で思わず泣きました。

個人的には、陽平と生徒のドンに感情移入しましたね

陽平の優柔不断でどこか頼りないところが自分と重なったのと、ドンの複雑な家庭環境の中、辛くても無理して周りにあわせておどけてみせる切なさに同情しました。


序盤は、唐突に来る不自然なカメラ目線に違和感を覚えて、一緒に見に行った友達に「なにこれ?」とニヤニヤしていましたが、ドンの家庭問題が徐々にわかってくると、気づけば物語に没入していました。

(映画でカメラ目線ってあんまりないですよね?笑 「こいつにわかだな」と思ったらごめんなさい……)

男子生徒、ドンの家庭の話

ドンは、お父さんが単身赴任中なんですが、そのお母さんが不倫相手とドライブ中に事故にあって入院しています。最悪ですね。


でもドンはクラスのみんなの前で自分の母が不倫していることを面白おかしく報告しています。みんなから嫌われないためにおどけているんです。とても切ない……。


そこで、ドンとドンの妹の2人をおばあちゃんが面倒を見るわけですがこのおばあちゃんの性格がまあ厳格できついこと。


妹に向かってお母さんの悪口をいいます。家庭訪問にきた陽平が雑談を始めようものなら「私は学業のことを聞いているんです」と話を断ち切ります。ドンがせっかく悪くなった雰囲気を解消しようと冗談を言っても無視。


寝言でうなされながら「なんで私ばっかり」というほど。主婦にはそんなことをいう方と思いますがまさか寝ていても言うなんてね。男としては正直しんどいですね。


そんなおばあちゃんに陽平が「正しいとは思います。でも…………優しくない」と放つ場面がありましたが、大好きな場面のひとつです。陽平がそういうとドンと妹がおばあちゃんの手をとって「わかってよ」みたいな目をしました。


気難しく、いわゆる老害のおばあさんが折れるのは痛快ですし、陽平とドンの優しさがおばあさんの考えを変えるというのは、とても心が温まる話でした。

正しいことをいうのは簡単だけど、大事なのは優しさなんだなとこのシーンから学びました。


不倫相手とのドライブ中にケガをして入院中のお母さん近頃、何も口にしていない様子。それを知った陽平はドンと一緒にお弁当を作って渡すという提案をします。

ドンは普段料理をしないので慣れていませんが、陽平に教えてもらいながら一生懸命作るんです。

どこかぎこちない手つきで包丁を扱うわけですから、何度も指を切ってしまうんです。

ブロッコリーは固めだし、ハンバーグはちょっと焦げてる。決してうまいとは言えないけれど息子が一生懸命作ったお弁当。

結局、ドンは恥ずかしがって直接渡せないので、陽平が渡しました。

陽平が病室に入っても不愛想な態度を取りますが、お弁当を見ると涙を流しながら食べていました。

ドンと陽平の優しさがお母さんの心を突き動かしたんですね。とても心温まって、感極まりここで泣いてしまいました、、、、。

夫婦の問題

陽平が美代子に線路を挟んで改めて告白するシーンがありました。PR動画にもなっているシーンですね。

いいところで電車が来て聞こえなくなってしまいましたが「美代子が作った味噌汁を食べたい」というものでした。これは結婚のプロポーズを一緒の言葉なんです。

月日が経ってもあの頃とように恋をしているということですね。

妻の味噌汁が食べたいといっていますが、陽平は料理教室に通って料理がうまくなっているので味はおそらく一緒か超えているかもしれません。

自分が作れるのにもかかわらず「美代子が作った味噌汁が食べたい」ということはこれからも一緒に生きていきたいという決意表明になっています。

自分でも作れるのにそれでも美代子の味噌汁が食べたいのは味以外で素晴らしい部分があるのでしょう。

細かいところ

あと、陽平が国語の授業で高村光太郎「道程」の音読を生徒に促すシーンがありました。

そこで女子中学生が「先生読めないですよwwだって題名がww」と発言してクラスが爆笑に包まれるんですが、ここはさすがに違和感ありまくりでした。

中学生にしては,ませすぎというか、下品というか、、、。僕の中学のクラスでは女子発信でこんなこと言いそうもないですけどどうでしょうかね?

まあπならわかりますけども。


陽平の作る料理がたくさん出てくるんですが、それがいちいちおいしそうです。

ごはんに温玉をのっけてその上に醤油、マヨネーズ、こしょうをかけていました。これだけのアレンジなのに異常においしく見えました。いつか再現します。

エンディング

エンディングには劇中歌でもある「今日までそして明日から」をファミレスのなかで出演者みんなで歌うというものでした。

映画でこういうのあるんだ~と思いながら、ちゃんと歌詞に注目してみるとなんていい歌なんだと気づきました。

それと早見あかりさんがかわいかったです。すきです


まとめ


この映画で感じたのは正しさだけじゃなくてやさしさを忘れるなということです

これは日常生活でもいろんなことに言えると思います

パッと思いついたのは、不登校に対する子供にどう接するかですかね。

このままずっと家にいていいというのは簡単かもしれませんが、やっぱり子供の将来も不安になるもの。だからと言って、学校にいかせれば、子供がもう立ち直れないほど傷ついて帰ってくるかもしれない。

結果がどうなるかなんてわからないんだから、どの選択が最善なのかなんてわからない。

重要なのはどの選択を取るかの前に、愛情を注ぐこと。自分は味方だと伝えること。

それは子育てに限らずいろんなことに言えるはずです。


どこかでないがしろになっていたやさしさの重要性を教えてくれた映画でした

それでは!