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僕が大学入学直後に簿記2級を取得して後悔してる理由

僕は大学入学後、6月に簿記2級を取得しました。

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この時期に簿記2級を持っているのは,商業高校出身者か公認会計士を目指すくらいですかね
かなり早い時期に取得しました。それなりに勉強して本番では80点後半で合格しました

人気資格上位で就活のためにとりあえずとっておこう、という人は多いんじゃないでしょうか

簿記を取得してマイナスになることはありませんが、やはりそれでも取得して後悔しています
取得しなくていいと思った理由は以下

目次

差別化にならない

人気の資格だけあってたくさんの人が持つことになります。大学1年のころの今でこそ、取得者は少ないですが就活や就職を経てどんどん取得者が増えてきます。


簿記が出来る人が多くては、周りの人と違いが生まれません。


簿記で差をつけたいならより知識で突き抜けるしかありませんが、簿記1級は1年かかる上に取得できるとも限らない、そのくらい難易度が高いのです。それもあって簿記2級どまりの人がたくさんいるのです。

そもそもなぜたくさん簿記取得者があふれているかというと、何より簡単だから

簿記は時間さえとれば誰でも取得できます。勉強しているのに取得できない人を簿記を知りません。周りに差をつけたくて簿記2級を取得するのはちょっとズレてるなと感じますね

目的意識なく取得した

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僕はいつかとるなら今のうちにとっておこうと思い簿記取得を目指しました。このように目的意識なく取得したので、「資格を取ること」が目的になってしまったのです

経理や財務の仕事をしたいわけでもないので、後から考えると無駄な行動だったなと反省しています

資格を取ろうと思ったときは、自分のビジョンが持ち、そのビジョンにマッチする資格かどうか確認することをお勧めします

また、もし仕事で簿記が必要になったとしても、その都度取ればいいです。事実、銀行などの金融機関では入社後、簿記をはじめとしたビジネス資格を取得させます

必要なのは資格でなく、資格を通して得た知識です

また、早いうちにとるとスキルが必要な時には忘れてしまいいます。資格を取得した半年後、大学で簿記の講義を受けていますがもうすでに忘れ始めています。

資格があっても、いざ知識を使うときに忘れていては意味がないのです

資格ビジネスにのせられてしまった

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僕が資格を取得したのは、どこか働くことへの不安があったからでした。

大した学歴もない、人見知りでもある、頭がキレるわけでもない、そんな僕はとりあえず資格だけは取っておいたほうがいいんじゃないか?そう思っていた節は確かにありました

そういう不安に付け込んで資格を取らせようとするのです。受験料や参考書然り、資格も商売ですからね。

ここで僕の愛読書である瀧本哲史著「僕は君たちに武器を配りたい」から引用します

昨今の勉強ブームもブームを作った「仕掛け人」が「ビジネスのために」起こしたのである
中略

そこで従来の大学で教わる学問以外の勉強、つまり「実用的な英語」「ITスキル」「会計知識」がクローズアップされたのである。「従来の大学で学ぶそうな勉強はもう役に立ちません。今の時代に誠に必要な知識を得れば、他の人よりも幸せになれます」というストーリーを「仕掛け人」が作り出したのだ。

現代の勉強ブームの「仕掛け人」たちは、「これからの知識社会では、学び続けなければ生き残れない」と世の中の人々を煽った。前述のように彼らが「これからの必須の知識」として、その重要性が事あるごとに吹聴したのが、「英語」と「IT」と「会計」の知識である。

大学生になると「資格を取ったほうがいい」と大人や同級生がみんなして言ってきます。もちろん資格を持っておくことで損はしませんが、やはり資格予備校の宣伝文句に踊らされている部分は大きいのではないでしょうか

終身雇用が崩壊して同じ会社に勤められなくなる、テクノロジーが発達して仕事が奪われる、大学卒業しただけじゃ食えない。僕たちはこんな風に煽られ不安に思ってしまいます。

そういった僕たちの不安に付け込まれ、資格を取っておけばいいんじゃないか、取らないといけないんじゃないかと思ってしまいます

これは一種の「不安解消マーケティング」と呼ばれる手法だそう


それでは!